さわやかな秋晴れに恵まれた11月17日(金)、「書のまち」としても知られる春日井市の市民会館において、平成18年度愛知県公立小中学校事務職員研究大会が開催されました。受付の記録によりますと、県内外より1040名の参加をいただいたとのことです。本当にありがとうございました。
春日井市は、平安時代の三蹟の一人・小野道風が生まれた地と伝えられており、会場の緞帳にも小野道風の絵が描かれていました。参加者から、そこに書かれた歌の意味を聞かれて困ってしまったと県事研のベテランスタッフが笑って言うと、若いスタッフは「意味以前に読めないですよ」と答えていました。
「様々な教育の問題から目をそらしてはいけないが、それはそれとして、まず子どもたちに目をむけること、このことが多くの地域の人々から学校への信頼、教職員への信頼を得ていくことになるだろうと確信している。ぜひテーマである『こどもたちの未来につながる学校事務の創成』に向けて研究を深め、その研究の成果を期待したい」との来賓の力強い言葉が耳に残りました。
また県事研の清水会長は「今学校は自主性・自律性に立った新しい学校経営が求められている。そのような中、私たち事務職員は学校で唯一の行政職員としての自覚をもち、専門性を培って学校経営に参画できるよう努力をしていかなければならない!」と時代の大きな転換期に向かう決意を述べられました。
開会式後は、中部大学教授・名古屋大学名誉教授である梶田正巳氏による講演会、「子ども、学校、社会・・・豊かな時代になって」でした。 この講演会については、後日発行の「学校事務だより183号」において記事を掲載する予定です。よろしくお願いします。
午後は3分科会がもたれ、各テーマで研究成果が発表されました。
◇第1分科会 『事務職員が生き生きと学校経営に参画できる環境づくり』 (稲沢支部担当)
◇第2分科会 『学校事務の=Next Stage=』 (東三河支部担当)
◇第3分科会 『改革・改善への視点』 (研修部担当)
また、全体会のアンケートが一部まとまりましたのでお知らせしておきます。
■開会式の時間設定 良い=55.3% ふつう=30.2% 良くない=14.5%
■運営について 良い=51.3% ふつう=39.8% 良くない=8.9%