令和8年度 事業計画
令和6年8月中央教育審議会答申「『令和の日本型学校教育』を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について」では、学校事務職員に対して「今後の学校マネジメント機能の強化に資するよう、総務・財務事務の効率化に取り組むことはもとより、教師等との適切な連携・分担の下、その専門性を生かして、より主体的・積極的に校務運営に参画すること」とされています。校長のリーダーシップの下、家庭や地域社会と連携しながら、共通・共有の学校教育目標に向かって学校が経営されることがより一層求められます。そして、教職員が協働しながら個々の得意分野を生かして学校経営に参画するなど、組織として力を発揮して学校のマネジメント機能を強化していくことが必要とされています。
その中で、学校事務職員は「事務をつかさどる」者として、校務運営への参画を一層拡大し、教頭とともに校長を補佐する役割を果たすとともに、学校におけるさらなる働き方改革をはじめとした校務運営の諸課題への対応の中心的な役割を果たすことが期待されています。
県では「あいちの教育ビジョン 2030-第五次愛知県教育振興基本計画-」が令和7年12月に策定され令和8年度から実行されます。「自ら考え、互いに支え合い、高め合うことのできるあいちの学びを進め、持続可能な社会の創り手を育みます」を基本理念としています。そして、基本的方針として、「子供の意欲と教職員の働きがいを高める魅力的な学びの環境づくり」を進めることなどを掲げています。その実現のために、「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」「教育DXの推進及びICT教育環境の整備」「学校における働き方改革の推進」などの取組が進められています。
変化が激しい先行き不透明な時代の中で、想定ができないような事態に出合うことが多くなっています。しかし、社会がどのような状況にあろうとも、学校は全ての子どもたちがいつでも安心でき、楽しいと思える魅力的な場所でなくてはなりません。教職員や地域の人々とともに子どもたちの笑顔あふれる学校づくりを進めることを目指し、「つなげよう 人と組織と地域を 子どもたちの未来へ」を県事研テーマとし、これまで積み重ねてきた県事研の研究成果や蓄積してきた情報を基にして、会員や会員の学校、共同学校事務室における研究実践を支援する研究活動を進めます。また、「事務をつかさどる」者として、期待される役割を果たすための育成及び資質向上に向けた研修が行われるように研究活動を進めます。
1.研究活動
・ 愛知における学校事務のグランドデザイン「あい・学校スマイルプラン」で掲げるミッション(学校事務・学校事務職員の使命)「教職
員や地域の人々とともに子どもたちの笑顔あふれる学校づくりを進める」を果たすため、ビジョン(使命を果たすための重点目標)実
現のための活動の推進
・ 県事研テーマ「つなげよう 人と組織と地域を 子どもたちの未来へ」
2.学校事務職員の職務・組織体制の研究
・ 文部科学省より標準職務例別表第二に示された校務運営参画の実践事例や先進事例を収集・分析・公開
・ 共同学校事務室の設置について、目的を達成するための共同学校事務室の組織体制の在り方・機能・業務の在り方の研究の推進
3.研修による目指す学校事務職員像の実現
・ 県教委が示す目指す学校事務職員像の実現に向けた効果的な研修内容、方法の追求
・ 市町村立学校事務職員研修体系に位置付けられた組織として重点取組事項を考慮した研究の推進

