10月23日(金)、朝から雲ひとつない穏やかな秋空の下、蒲郡市民会館において、平成21年度愛知県公立小中学校事務職員研究大会が開催されました。愛知県内でも各地でインフルエンザが流行しているため、予防のマスク姿がちらほら見られましたが、多忙な中にもかかわらず多数の参加をいただきました。本当にありがとうございました。なお今年度は、県事研主体で開催する最初の県大会です。大会の組織や運営のスリム化等、見直しを進めています。
開会式では、県事研の児島会長より、「課題山積の中、学校事務の専門家であり、その責任者である私たち事務職員が、学校における唯一の行政職員として、今こそ連携・協働してその真価を発揮すべきときである。」「今日の研修・研究内容を学校現場で少しでも子どもたちの笑顔に還元してほしい。」との挨拶がありました。この挨拶の全文は、本サイト「会長あいさつ」の中に載せております。
また公務多忙な中をご臨席いただいた来賓の方々から、多くの励ましのお言葉をいただきました。その中で、一つの株に100種以上の菊の花を咲かせる高度な技術「接分菊」(つぎわけぎく)についてのお話がありました。「いろいろな個性ある花を咲かせながら、しかし根元を見ると一本の株がしっかりとある。その上に多くの花を咲かせている。やはり株は強くなくてはいけない。」「根元が細かったり腐っている株を見ると、やはり組織は強くなくてはならない、そのような組織を育てなければいけないと感じる。」とのお話が大変分かりやすく心に残りました。
開会式の後は、京都産業大学文化学部教授である西川信廣先生による講演がありました。演題は「教育改革の中での学校事務のあり方」でした。この講演内容については、後日発行の「学校事務だより」195号において記事を掲載する予定です。
午後は下記の4分科会がもたれ、各テーマで研究成果が発表されました。
◎第1分科会 『繋げよう!教職員評価と人材育成』(研修部) - 学校の教育力向上のために -
◎第2分科会 『計画(PLAN)から実践(DO)へ』(研究部) - 新章「これからの学校事務」 -
◎第3分科会 『少経験者支援の取り組み』(知多支部) - 3つの支援策を通して -
◎第4分科会 『元気が出る学校であるために』 (一宮支部) - 保護者・地域との信頼関係構築にむけた学校広報 -