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(情報企画部員分科会参加レポート)

第4分科会(東三河支部)

『未来(あす)へつなげる学校事務』
--   子どもたちの笑顔が見える学校を目指して  --

 

 第4分科会は2部構成で、第1部では東三河支部のこれまでの研究活動が研究部、事務局、情報企画部から報告され、第2部では参加者・助言者を交えた意見交換の場が設けられました。

 第1部では、まず、組織と現状が語られ、世代交代の時期である今、求められる学校を実現するために、どのような研究活動を進めているか次のように報告されました。

 研究部では、これまでの、「提案型事務職員」、「組織的な実務処理」の研究を踏まえ、平成21年度から、子どもたちにとってのBestを考える、「For C(=Children子どもたちのため) Four C(4つのC)」の研究を始めました。

 4つのCとは、Correct(正確な実務処理)、 Challenge(挑戦=事務職員ひとりで取組むことができること)、Collaboration(協働・協力=学校の中で教職員や児童など他の人と協力して取組むこと)、Connect(つなげる=事務職員が他の団体との間に入ってつながりを深めること)です。この報告を聞いて、よりよい学校づくりのために自分に何ができるか考えたとき、「For C Four C」は、道しるべになる方法だと思いました。

 事務局では、各世代に対応した、現状に沿った研修の体系化を目指して、学校事務全体のレベルアップ、学校教育への貢献を目指しているとのことです。情報企画部では、情報共有と地域連携に重点を置いています。広報紙の発行とHPなどのネットワークづくり、各種調査を行っているとの報告がありました。

 課題と展望として、学校を取り巻く状況、多様な役割を考えながら、子どもたちのことを考える必要があること、世代交代による事務資質の低下も危ぶまれているため共同実施・共同処理を考えていきたいこと、これまでの研究を今後につなげていくには、4つのCが大切だということを述べられました。

 第2部では、「描こう!学校事務・学校事務職員の未来予想図」というテーマで参加者を交えて会場全体で意見交換し、今後どうあるべきかを考えました。各々が学校で取り組んでいる実践などについて話し合いました。地域や年齢などで、考え方や対応の仕方が違い、色々な方法があるのだと感じました。

 最後に、助言者として、前全事研研究部長の風岡治氏、県事研副会長の中村盛洋氏、東三河支部顧問の荒川春彦氏より、研究会は会員と相互通行の情報提供を目指していくべきであること、学校運営に参加するには、仕事の意味を一つ一つ考えて進めていき、理解され、信頼を得ることが大切であること、共同実施、研究会などの組織の中で自らを磨いていくものだということを教えていただきました。

 この分科会に参加して、仕事を進めていく上で、困難な場面に当たっても、4つのCを考え、視野・アンテナを広げれば、解決策は見いだせるのではないかという気がしました。考え方を参考にしていきたいと思います。

 


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