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(情報企画部員参加レポート)

全体提案

「あい・学校スマイルプランの具体的な展開に向けて」

 

 平成22年度から始まったスマイルプランは、今年で3年目になりました。名前は知っていても、具体的な中身がわかりづらいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。全体提案では、県事研の事務局員と各専門部員で構成された合同のプロジェクトチーム「すまいるず」のメンバーにより、スマイルプランの目指す取り組みを、わかりやすく、かつユーモアの効いた劇にした発表が行われました。

すまいるず写真1

 劇は、校長先生にスマイルプランをわかりやすく説明しなければならなくなったという少経験者と中堅者の学校事務職員のやりとりから始まりました。「3tor」や「5つの基幹的マネジメント」「共同実施」などの言葉に戸惑っていた二人が各部局のプレゼンテーションにより学んでいくという内容で、劇を見ている側も二人と一緒にわかりやすく理解していくことができました。

 スマイルプランの目標は「子どもたちや地域の人々の笑顔あふれる学校づくり」を進めることです。そのために学校事務職員が果たすべき役割と、そこへどのように携わっていくかについて、事務局と研究部より説明がありました。ここで挙げられた学年会計簿の管理や市との予算配分の折衝などの実践例はどこの学校でも起こりうるもので、より具体的な形を知ることができました。

すまいるず写真2

 スマイルプランを実現させるためには研修計画も必要となります。研修部からは「自主研修体系9次案」についての説明がありました。この中では職級ごとに期待される役割や能力を定め、そのために必要な研修が示されています。また、研修に関連し、組織化についての話もありました。研究部が提案する共同実施モデル案では「ブロック」というチームをつくることで、劇に登場したような少経験者にもOJTが受けられるようにし、かつ全ての学校で質の高い事務が提供できる仕組みが考えられています。

 劇を見て、○○マネジメントなどといった用語はわからなくても、すでに自分が実践している一例が思い当たった方もいらっしゃるかもしれません。それらを文章にしたものがスマイルプランです。スマイルプランという名前の通り、子どもたちの笑顔あふれる学校づくりを目指すために、今回の発表が、会員一人一人にとって、より自らの職務を意識して、さらなる行動を起こすきっかけになったのではと思います。

すまいるず写真3