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《 情報企画部員レポート 》

第4分科会(岐阜支部)

 「生き活き学校事務構想」 ?課題別マニュアル実践から評価に向けて?

【提案要旨】

  社会情勢の変化に伴い、行政・財政そして教育改革が進められています。児童生徒や保護者・地域からの様々な要請に応えることのできる学校が求められている中で、私たちは '事務職員としてのあるべき姿'を模索してきました。

 「生き活き学校事務構想」は、「学校の教育目標の具現」を目指した'事務職員としてのあるべき姿'を具体的に示すためのものです。これを「研究構想全体関連図」により図式化しました。さらにより取り組み易くするために「課題別マニュアル」を作成しました。

 学校事務は、学校の規模や経験年数によって取り組める内容も違いますが、これらを考慮した上で、学校内・外とのつながりも視野に入れながら、内容を項目ごとに記し、誰もがマニュアルとして活用できるものを目指しました。

 研究を進める中で、学校評価、地域・家庭との連携、学校組織マネジメントへの取り組みなど新たな課題も見え、マニュアルの内容をより充実するための方策を探っています。

 「課題別マニュアル」の活用を足がかりとして、課題と意欲を持って取り組むことから主体的に学校運営に参画していくことへとつなげていきたいと考えています。その根底にあるのは「学校の教育目標の具現」であることを誰もが理解し'子どもの豊かな育ちを支援する'ことができるようさらに研究を深めていきたいと思っています。

【参加者の声】

◎ 「事務部経営案」については「意識改革と資質向上」というよりも学校経営に参画するために確立すべきではと思いました。 (岩手県 男性)
◎ 「事務部経営案」の必要性を感じつつも、今までは作成していませんでした。これを機会に自分もやってみたいと思いました。 (徳島県 女性)
◎ 「事務部経営案」について、せっかく作成したのに開示をしていない人はすぐにでも開示を進めて欲しいと思いました。 (福岡県 男性)

【助言者より】

 「事務部経営案」については、せっかく作成したものは是非開示するとよいと思います。

 西濃地区の取り組みについては、まずは実践することが重要であると考えます。やってみて課題があったら翌年度改善すればよいと思います。研究のための研究ではありません。出口は「子ども」であります。自分たちの取り組みが「子どもの豊かな育ち」に貢献できているかどうかを考えるべきです。そうすれば、必ず保護者・地域の信頼につながる学校ができあがってくると思います。