《 情報企画部員レポート 》
第3分科会(静岡支部)
「ス タ ア 誕 生」
?21世紀の学校事務デザイン なりたい自分、見つけた!?
【提案要旨】
「子どもたちが光輝く存在であってほしい。」これは、家庭・地域・学校すべての人たちの願いです。このたび、静岡県公立小中学校事務研究会では、宇宙をイメージした活動指針「しずおか COSMOS PLAN」を策定しました。教育界を宇宙に例えるなら、その中心は子どもであり、子どもたちを取り巻く惑星のひとつである学校で、子どもたちをすこやかに育み、私たち自身も、もっとすてきな事務職員になることを目指した指針です。
この指針をもとに、学校事務職員の根底ともいえる課題、事務職員が学校に勤務する意味は何か、また、学校にとって必要な存在だとするならば、誰にとってどのように必要なのか、という点について、「子どもの豊かな育ちを支援する」「経営的視点をもって校長の学校経営を補佐する」ということを柱にして解決策を探りました。
発表内容の中心はコスモスプランであり、プランの趣旨に沿って各地区や個人で取り組んだ実践発表や助言者のアドバイスをいただくことにより、この分科会に参加してくださったみなさんが、さらに一歩前進できることを願っています。
【分科会】
分科会は長期活動計画からしずおかコスモスプラン策定までの再現映像から始まりました。策定までにはネーミングや当時の白熱した話し合いの様子が見事に再現されていました。
【助言者より】
◎ 校長レベルではコスモスプランの趣旨が浸透しているが、一般の教員にも理解を求めていくことが必要だと思います。また、市長交代後、子ども第一主義の観点から、民間校長を区ごとに一人置きたいと発言したが、教育長は学校事務職員や養護教諭、栄養職員を登用するのもよいと言っています。
学校経営に参画するとか学校経営のスタッフになるというのはもう当たり前のことで、これからは事務職員の中から学校経営に携わっていく、トップにたって経営を進めていく人が出てきてもそれが時代の流れであると思います。
◎ 学校事務という根本的な意味では情報処理である。スムーズな情報処理をすることで教育活動を円滑にする、そういう意味で事務職員のミッションは情報コントロールすることです。もうひとつは、学校財務が大切な仕事になっているため事務職員が学校からいなくなることは想定できない。
学校にいて目の前の子供を見て判断し、財務の仕事を行うべきだと思う。子どもの前ではみんな同業者である。役割分担をしながら状況を見極めながら仕事をしていくことが、事務職員にとっても子どもにとっても学校経営にとっても大事なことであると確信しています。
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