《 情報企画部員レポート 》
第2分科会(新潟支部)
「みつけよう!たからもの みがこう!アピール力 つなごう!ネットワーク」
─ 参画と協働で 学校と地域を紡ぐ ─
【提案要旨】
新潟県公立小中学校事務職員研究会(新事研)はこれまで「アクションプログラム」「学校事務新生プラン」を策定、会員に提案してきました。理論と実践活動の双方向からの研究推進の成果と課題が新事研会員および管理職からの各種アンケート結果の考察を通じて明らかにされました。
よりよい教育を推進する組織的学校事務の役割はもちろん「参画と協働」を促進する学校事務職員の役割と必要な力とは何か。さらに「学校、地域、行政のネットワーク」の確立によって、学校事務の標準的機能の提供およびその深化と拡充を目指し、学校経営の参画と協働体制を確立し、学校教育と教育行政の連携と融和により学校と地域を紡ぐために、学校事務職員の組織化と役割について提案されました。
職員との協働による様々な実践例(校内イントラ整備、少ない予算を有効に使うためにみんなの意見を出し合い学校のグランドデザインを描き戦略的予算とした例、管理事務部門から仕事を整理し課題を見つけマトリックス表を用い改善策を実行した例)が報告されました。
さらに、学校事務職員の組織化に関連して「共同実施」の報告がありました。見附市では教委と学校が連携し週2日教委にて研究を行う研究員制、上越市ではNPO法人との連携などの特色ある地域の例が紹介されました。
【助言者より】
これからの学校事務職員は地域の中でいかに必要とされるかが重要。公共サービスを担っているのは何も公務員だけではない。学校支援ボランティアとのつなぎ役となるなど地域やNPOなどとともに公共サービスを提供していくことが求められる。
【グループワーク】
いすの背に貼られたマーク(チューリップ・コシヒカリ・日本酒・トキ・花火・笹だんご)でグループを作り、「あなたが考える"組織的学校事務"ってどんなこと?(学校と地域を紡ぐために、事務職員としてやっていること、これから取り組んでみたいこと)」について意見交換が行われ、次のような意見が出されました。
ホームページを管理して情報発信している。
・学校評価を行っている。
・事務だよりで予算を公開している。
最後に、「今日、この場でつながった皆さんとのネットワークも大事にしていきたいですね。」と締められました。