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《 分科会参加レポート 》

第3分科会(西三河支部)

次世代を担う学校事務職員の育成

 

第3分科会「次世代を担う学校事務職員の育成」?西三河の学校事務職員育成ビジョン?に参加させていただきました。課題とされている世代交代、西三河地区の現状、刈谷市の報告、研修制度のガイドラインについて発表がありました。

 

発表の中では、今後10年で、県内の学校事務職員の半数近くが入れ替わり、世代交代が確実に進んでいくということ、新規採用者・少経験者の育成が必要であること、世代交代に対する意識について、職員間・世代間でばらつきがあること、特に少経験者は不安を抱えていて、「横のつながり」を求めている傾向にあることなどが挙げられました。


私は、この発表の中での少経験者にあてはまります。最初の異動で市町間を動きました。県費も心配、町費事務もわからない、知っている方もいない。不安を抱えたまま異動しました。幸い、先輩方に親切に教えていただき、事務職員同士の「横のつながり」のありがたさを感じました。複数校でお世話になった上司、同期、先輩方や教育委員会の方がいらっしゃらなければ、どうなっていたのかと考えると、怖くなってくるほどです。

 

研修制度については、市町村単位での研修制度も整備されてきていることが紹介されました。新規採用者の多くが1年で独り立ちする、または最初から単数配置になり得る状況の中、日常の職場研修では限界があるとされています。指導者に対するサポート体制も整っておらず、一人で行っているのが現状ということです。職場・市町村・西三河教育事務所・県・総合教育センターそれぞれの研修が連携しあうことが必要であるとありました。

 

  分科会全体を通して、組織全体で新規採用者・少経験者を育成する必要性、そのための制度を整えていくことの必要性を、強く訴えられていたように感じました。


 それに加えて助言者の方は、「学校事務職員は自己啓発していくことが必要」とおっしゃっていました。私自身、横のつながり・研修制度の整備の必要性を感じていますが、「他力本願になっていたのでは?」と思いました。質問することは大事、しかしまずは自分で頑張らなければならないと感じました。

この分科会が、世代交代に対する意識が高まること、研修制度がさらに充実するきっかけになるものと思います。