分科会参加レポート
第1分科会(情報企画部)
給与・旅費事例にみる正しい知識と技の共有
分科会は、急激な世代交代という課題への対応策の一つとして、また、県全体としての事務水準の標準化とレベルアップを図るための事務職員支援として、給与・旅費事例について取り上げられました。
昨年度実施したアンケートを元に、?定期監査や給与事務指導にかかる指導事項についての現状分析、?正しい知識の共有 給与編、?正しい知識の共有 旅費編、?正確な事務処理を行うための技の共有、といった4部構成で進行しました。
初めに、定期監査や給与事務指導にかかる指導事項等の通知文を集約して、分析した結果を紹介されました。集約の結果として、一部の特殊な事例を除けばほとんどが単純な誤りであることが説明されました。
次に、アンケートから「間違えやすいと思われる事例」「日頃あまり経験しない特殊な事例」を給与・旅費に分けて紹介されました。通勤手当について出された設問では、講師の採用に際して月の初日に任用替えを行った場合について支給できるか支給できないかを問う問題でした。支給できないが正解なのですが、私を始め間違って覚えている方が多かったです。参考になりました。また当日、「ズバリお聞きします。日頃から思っている疑問」という分科会資料が配付され、その疑問について助言者の教職員課給与グループ 高橋主任主査より回答をいただきました。多数の事例にふれることにより、正しい知識を深めることができたと思います。
休憩の後、正確な事務処理を行うための技の共有をテーマに発表がありました。各事務職員が課題解決に向けどのように実践しているかをアンケート結果を分析し、説明されました。幅広い年代や地域から具体的な実践例が示されました。他の事務職員の仕事ぶりがわかって良かったです。一校一人の事務職員ですので、自分のやり方が一人よがりになる場合があります。活用できるところ、工夫できるところは仕事に取り入れていきたいと思いました。
最後に県教委から事務職員に伝えたいこととして、高橋主任主査よりアドバイスを頂きました。我々の仕事は正確な処理が要求されている。しかし、給与・旅費は毎年のように条例・規則が改正されていて仕事も煩雑である。レベルの高い事務をするには工夫が必要になる。事務職員同士の連携・職員への周知など方法はいろいろあるが、常にアンテナを高くしていてほしい。また、今回の発表もただ聞いただけでは意味がない。再度資料の見直しをする必要がある。例え特殊な事例でも明日は我が身に降りかかるかもしれない。必ず自分のものにしてほしいとのお話でした。
合間に集中力を高めるためにアハ!体験と称するものが取り入れられ、2枚の写真を見比べたのがいい気分転換となりました。約3時間の発表ですが、集中力を切らさずに最後まで過ごすことができました。いい勉強をさせていただきました。ありがとうございました。