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平成29年度愛知県公立小中学校事務研究大会(創立60周年記念大会)開催

 テーマ 『アクション! 子どもたちの笑顔 つなげる明日へ』

平成29年11月10日(金)蒲郡市民会館・蒲郡商工会議所

 11月10日(金)、さわやかな秋晴れの中、蒲郡市民会館・蒲郡商工会議所において、平成29年度愛知県公立小中学校事務研究大会(創立60周年記念大会)が開催されました。

 開会式では、主催者挨拶として愛知県教育委員会管理部総務課課長 横井英行氏から、「本大会の研究テーマでは、学校事務職員の学校運営への参画や、事務の共同実施の推進など、今日的・実践的な課題を取り上げている。各地域の実情や、ニーズに応じた教育行政を展開していく上で、大変意義深いものであり、資質向上の一助になる。研究大会で得られた成果をそれぞれの地域や学校で深めてほしい」とのお話がありました。

 続いて県事研 近藤和子会長からは、「当初諸先輩たちが目指した学校事務職員の地位の向上と職の確立は、その後の努力と日々の実践の積み重ねによって一歩一歩現実のものになってきた。60年たった今では、子ども・地域・学校に視点をおいて、学校教育に寄与することを目的とした研究大会を開き、学校事務の改善を図っている。この研究大会を通して、これからの学校事務のあり方や、学校事務職員の役割について考えていく。そして、研究会を立ち上げた諸先輩たちのように、私たちが今一度、志高く気概をもって覚悟を決める大会でもある。子どもたちの笑顔のために、愛知の教育のために、有意義な一日としてほしい」との挨拶がありました。

 来賓としてお越しいただいた、愛知県都市教育長協議会会長 松永裕和氏からは、「教育事務に専門性を有する職員として、校長の良きアドバイザーとして、積極的に学校教育に参画をしてほしい。また、共同実施を通して、地域全体の学校事務の安定や、人材育成などの成果も期待している。子どもたちや地域の人たちが、生き生きと学び合えるような教育環境の一層の充実と、笑顔あふれる学校づくりに尽力してほしい」とお話がありました。次に、愛知県小中学校長会会長 稲垣寿氏から、「これからの学校教育が担わなければならない内容や、地域の学校として期待される活動は、私たちがかつて経験したことのないような幅と奥行きをもった新たな学校経営の必要性を示唆している。学校事務職員の方々には、学校経営参画の先駆けとなって積極的に推進してほしい」とお話をいただきました。また、愛知県小中学校PTA連絡協議会会長 伊藤彰康氏からは、「学校事務職員の学校への関わり方一つで、学校の向かう方向性は大きく変わる。校長先生としっかり連携し、学校そして子どもたちを、より良い方向に導いてほしい」など多くの期待や励ましの言葉をいただきました。

 開会式後には、「名古屋の学校事務再構築 ―権限移譲後の名古屋の学校事務―」と題して、名古屋市立小中特別支援学校事務研究協議会から実践報告がありました。

 次に、創立60周年記念行事として、事務局・研究開発部から「第2期『あい・学校スマイルプラン』報告・説明」がありました。その後、「法改正をうけて、これからの学校事務、学校事務職員に必要な役割を考える」をテーマに、創立60周年記念シンポジウムが行われました。シンポジストに江南市立古知野南小学校校長 高田和明氏、豊橋市教育委員会教育部教育政策課事務指導主事 風岡治氏、愛知教育大学教育学部教育支援専門職養成課程教育ガバナンス講座教授 松原信継氏をお迎えし、コーディネーターを県事研 安田一郎副会長が務めました。

 午後からは以下の3分科会があり、各テーマで研究成果が発表されました。

 
◇第1分科会 Let's チーム学校!
  ~協働を生かした学校づくりへのステップ~
東三河支部
◇第2分科会 研修トータルプランで「人財」を育てる
  ~自ら学べる研修体系~
研修企画部
◇第3分科会 研究会活動と共同実施
  ~みんなで考えよう、次のステップ~
新城支部

 全体会・3分科会の内容については後日発行の広報「学校事務だより」第226号に掲載予定です。