令和3年度学校事務情報交換会
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から集合開催ではなく、代替事業であるWEB動画配信という形ではありますが、「事務職員の校務運営参画と多忙化解消・新しい学校の構築に向けて」をテーマに、令和3年度学校事務情報交換会兼市町村代表者会が開催されました。
1つ目の動画では愛知教育大学 教授 風岡治氏に「事務職員と教諭等の標準的な職務について」というテーマで講義をしていただきました。その中で、教諭等の標準的職務例が示された趣旨は「教諭等がその専門性を発揮し、本来の職務に集中できるようにすること」であり、事務職員の標準的職務例が示された趣旨は、「事務職員が学校組織における唯一の総務・財務等に通ずる専門職として校務運営への参画を一層拡大し、より主体的・積極的に参画することである」との説明がなされました。また標準的職務通知の発出を受け、都道府県・市町村レベルで改正に至った徳島県や佐賀市など特徴的な自治体の紹介もなされました。
2つ目の動画では、愛知県公立小中学校事務職員研究会 石川 隆一会長司会の下、愛知教育大学 教授 風岡治氏、額田郡幸田町立坂崎小学校 校長 都築 孝明氏、蒲郡市教育委員会 学校教育課 副主幹 小島 賢三氏をシンポジストに迎え、「標準的な職・標準職務遂行能力から考えるキャリアパス」というテーマでシンポジウムが行われました。「キャリアパス」という言葉については、「自分のキャリア=職歴のあり方について自分はどうしていきたいのか、目標を定めてそこに向かってどんな風に自分で考えて動いていくのか、というプロセスである」との考えのもと、議論がなされました。そして現在は大きな転換期であり、どうやって変化に対応していくのかを考えていく事、新しい業務領域に目を向けていく事が重要であるとのまとめでシンポジウムが終了しました。
★動画および資料配信中 2月1日~3月10日(要ログイン)