令和8年度学校事務情報交換会
令和8年8月7日(金)刈谷市産業振興センター
令和8年8月7日(金)、刈谷市産業振興センターにおいて、愛知県内の各教育事務所次長兼総務課長、県校長会役員、県教頭会役員、市町教委職員、県事研役員・支部長の出席の下、学校事務情報交換会が開催されました。
はじめに、県事研会長 山敷信明より、挨拶がありました。子供のたちの笑顔あふれる学校づくりに向けて、事務職員が主体的に校務運営へ参画することの重要性や、本会を通して課題解決にむけたヒントを導き出していきたいとの期待が述べられました。
次に、学校事務職員事務局長より県事研の事業内容について紹介がありました。愛知における学校事務のグランドデザインとして、あい・学校スマイルプランを策定し、教職員や地域の人々とともに、子どもたちの笑顔あふれる学校づくりを進めるために、どのような重点目標を掲げ、どのような学校事務像が求められるのかについて説明が行われました。その後、このスマイルプランを推進するために、県事研として、組織・人・地域の三つの柱を軸に「五つの戦略」を展開し、スマイルプランに基づいた各部局の取組について説明が行われました。
続いて、「学校の事務機能の更なる充実に向けて」と題して、愛知県教育委員会総務課人事グループ課長補佐 宮田直幸氏より、昨年度行われた共同学校事務室に関する調査について、調査結果の報告および、学校事務職員や共同学校事務室に期待することについてお話しいただきました。
調査では、約8割の事務室がOJTの機会として機能している一方、校務運営参画(教育活動や学校評価など)への関与は1〜2割に留まっている現状が明らかになりました。また、令和8年4月から施行された改正義務標準法による新たな定数基準や、学校広報やICT機器の保守管理等、学校事務職員が積極的に参画すべき業務の指針についても触れられました。
文部科学省の指針を引用しつつ、校務運営への参画を拡大する一方で、学校事務職員の負担が過重にならないよう事務の効率化を同時に進めること、本来の標準的な職務内容にも留意する必要があることが強調されました。劇的な変革ではなく、共同学校事務室の活性化を通じた着実な取組を積み重ねることで、事務の効率化と適正な処理を進めてほしいと締めくくられました。
その後、「学校事務職員の校務運営参画について」をテーマに、グループワークが行われました。どのような校務運営参画をしたかを、学校事務職員が各校の事例をもとに述べたのち、参加者はそれぞれの立場から、忌憚のない意見交換を行いました。「集金業務において、業者による直接徴収やキャッシュレス決済を導入し、教員の現金取り扱い負担を解消した事例」「学校評価の分析への関与や、学校事務職員ならではの視点によるアドバイス」「学校事務職員と教員の効率化の目線が違う」「共同学校事務室による組織的対応や、若手職員が発言しやすい環境作りの重要性」などの実践例が挙がっていました。
グループワーク後に、豊田市立美里中学校校長 小山真司氏および知多教育事務所次長兼総務課長 水野健吾氏より講評をいただきました。学校評価への学校事務職員の参画は非常に有益であることや、参画は単なる業務増ではなく、専門性を生かした組織力の向上に繋がるものであることが強調されました。
最後に、県事研会長 山敷伸明より、学校事務職員が教頭と共に校長を補佐し、子供たちの笑顔を増やす学校作りを推進していく決意を述べ、本会は閉会となりました。

