愛知県事務研ナレッジサイト愛知県公立小中学校事務職員研究会

愛知事務研ナレッジサイト

令和7年度学校事務情報交換会

令和7年8月26日(火)愛知教弘研修室
 
 令和7年8月26日(火)、愛知教弘研修室において、愛知県内の各教育事務所次長・支所長代理、県校長会役員、県教頭会役員、市町教委職員、県事研役員・支部長の出席の下、学校事務情報交換会が開催されました。
                                                              
はじめに、事務局長より県事研の事業内容について紹介がありました。愛知における学校事務のグランドデザインとして、あい・学校スマイルプランを策定し、教職員や地域の人々とともに、子どもたちの笑顔あふれる学校づくりを進めるために、どのような重点目標を掲げ、どのような学校事務像が求められるのかについて説明が行われました。その後、このスマイルプランを推進するために、県事研として、組織・人・地域の3つの柱を軸に「5つの戦略」を展開していること、各部局の取り組みについて説明が行われました。
 
次に、「共同学校事務室に期待されること」と題して、愛知県教育委員会 総務課 担当課長 川田敦行氏より報告がありました。法律の制定や改正、時代の背景などを基に、共同学校事務室にどのようなことが期待されているのか、愛知県教育委員会として、どのような共同学校事務室のモデルを制定したのか説明がありました。また、共同学校事務室設置の成果として、事務の効率化や質の向上に成果が出ているものの、校務運営参画について成果が出ていないことを明らかにしました。
 
続いて、「共同学校事務室の機能強化と事務職員の人材育成」をテーマとして、愛知教育大学 教授 風岡治氏より講義をしていただきました。時代の流れの中で、事務職員にどのようなことが期待されてきたのか、その期待の中でこれまであげた成果と見えてきた課題について答申や調査結果等を踏まえて説明がありました。その後共同学校事務室・共同実施の役割の深化・機能強化について言及し、共同実施の原点は、学校の業務改善や経営改革等に大きなねらい・役割があり、役割を果たすことで子供・地域・保護者に効果を還元することが求められていると述べました。また、事務職員の連携・協働の場として機能することにより、人材育成の場としての効果も期待できると語られました。
 
その後、「研究開発部が考える共同学校事務室の在り方について」と題して、研究開発部長より報告がありました。共同学校事務室が校務運営への積極的な参画にあまりつなげられていないという現状を打破するために、「共同学校事務室モデルプラン」を提唱し、副担当校制、メンター制、業務担当制、共同学校事務室の連携体制の再考、の4つの要素を柱として設定し、学校事務職員がより主体的かつ積極的に学校運営に参画するための道筋を示し、これまでの試験的な実践研究についても触れました。
 

 次に、「共同学校事務室の今とこれから」をテーマに、グループワークを行いました。実際の共同学校事務室でどのような取組を行っているのか、人材育成、事務処理の効率化・正確化などにおける今後について、学校事務職員が考えを述べた後、参加者それぞれの立場から、忌憚のない意見交換が行われました。「共同学校事務室と教頭会や校長会ともう少し連携や意見交換ができるとよい」「共同学校事務室には、評価がないことが内容の向上や拡大につながらない」などの意見が挙がっていました。グループワーク終了後に、風岡治氏よりまとめが行われ、学校事務職員の今後についてお話しいただきました。

 
最後に、校長会 豊明市立三崎小学校 今井智樹氏、尾張教育事務所 次長兼総務課長 片山達仁氏より講評をいただき、本会は、閉会となりました。

 



  ユーザ名

パスワード
  パスワード紛失

一般ページメニュー