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平成26年度 愛知県公立小中学校事務研究大会開催

 テーマ 『アクション! 子どもたちの笑顔 つなげる明日へ』

平成26年10月24日(金) 蒲郡市民会館・蒲郡商工会議所

 10月24日(金)、さわやかな秋晴れの中、蒲郡市民会館・蒲郡商工会議所において、平成26年度愛知県公立小中学校事務研究大会が開催されました。資料参加を含め、県内外より1,100名を超える多くの方に参加していただきました。ありがとうございました。

 開会式では、愛知県教育委員会管理部 八木亨総務課長から、共同実施モデル案の提示や総括事務長創設に関するお話がありました。そして「研究大会で得られた成果を学校や地域で更に深め、この大会がよりよいものになるよう期待しています」と挨拶がありました。
 続いて、県事研 藤垣昌也会長から、「日本の教職員は世界一多忙だという調査結果を受け、学校の抱えている課題を関係する皆さんと一緒に解決する『チーム学校』の取り組みが急がれています」「学校事務職員は、学校に勤務する唯一の行政職員として、地域とともにある学校づくりの実現に向け学校経営に積極的に参画し、学校のマネジメント力を高めていくことが求められています。今こそ、その自覚と誇りをもって自らの資質を高め、共同実施という学校事務の組織的な展開を通して、学校が抱えている課題に真正面から取り組んでいくことが必要です。学校事務の組織力、そして底力を内外に発揮していきましょう」と挨拶がありました。

 また、ご多用にもかかわらずお越しいただいた、愛知県都市教育長協議会会長 加藤正俊 様をはじめとする来賓の方々からは、「これからの学校経営は指導部門と管理部門をどのように融合させるかが大切です。世代交代真っ只中、各学校に同質な事務を提供することが難しくなってきています。共同実施の器の中にどう命を吹き込んでいくのかが一番の課題です。解決するためにも校長会や教育委員会などの関係機関との連携を取り、それぞれの市町村で指導部門についてよい形で共同実施が動いていくことを期待しています」「教員の数に比べ、教員以外の数が少ない。定数改善をはかり、『チーム学校』が実現できるよう取り組んでもらいたい。教員が子どもたちと向き合う時間をいかに確保するかという課題について、協力して取り組みましょう」など多くの励ましのお言葉をいただきました。

 開会式終了後は、文部科学省初等中等教育局 参事官(学校運営支援担当)付 運営支援推進係長(併)運営支援企画係長 風岡治氏をコーディネーターに、シンポジストとして新潟県教育庁義務教育課 課長 大野雅人氏、愛知県小中学校長会 副会長 名古屋市立菊井中学校 校長 寺敏博氏のお二人を迎え、「共同実施におけるこれからの学校づくりと事務職員」と題してシンポジウムが行われました。午後からは、下記4分科会がもたれ、各テーマで研究成果が発表されました。

◇第1分科会 「これから」の共同実施をデザインする(一宮支部)
-一宮流目標達成へのプロセス-

◇第2分科会 はじまりは「次世代を担う学校事務職員の構想図」(西三河支部)
-やってみよまいマネジメント! 学校事務の個から組織へ-

◇第3分科会 学校・学校事務「見える化」のヒント(情報企画部)
-全国・県内の状況と、会員の意識調査から見えてくるもの-

◇第4分科会 財務マネジメントの向上をめざして(丹葉支部)
-財務に視点をおいた共同実施の取組を通して-

 シンポジウム、4分科会の内容については、後日発行の広報「学校事務だより」第215号に掲載予定です。